如意輪観音コスな水花



〜解説〜

如意輪観音とは…
願い事を叶えてくれる如意宝珠持ってたりする観音菩薩です。
観音菩薩、そうですね、観世音菩薩さまのことですね! 観世音菩薩は、名前を唱えると救ってくれるという、現世利益があります。要するに、危なくなったら「かんぜおんぼさつ〜」と唱えれば助かるってーことなんですね! 凄い菩薩さまですね。
そんで、六道のものを救う…だったような。
えーまー、とにかく、水話では話の中心にある「如意宝珠」を持ってる観音さまなので、描いてみました。腕は六本ですが、うまくまとめられないと思ったので二本のままです。

如意輪観音は、最初見た時この膝立ててんのカッコイーなんて思っただけだったんですが、座り方とか持ってるものとか手とかに意味があることを知り、だんだんと好きになってしまいました。



右の第一手を“思惟手(しゆいしゅ)”といいます。
頬に手を当て、考える様は、有情(衆生、生きている人々の事)を懸念する“観音”の慈悲を象徴しています。
六道では、“地獄道”、“聖観音”が当たります。

左の第三手を“輪宝手(りんぽうしゅ)”といいます。
手に持つ“法輪”は、無上の法が広まっていくことの象徴となっています。
六道における“天道”、“六観音”でいう“如意輪観音”自身の働きを象徴しています。

右の第二手を“如意手(にょいしゅ)”といいます。
如意宝珠を持ち、その功徳をもって衆生のあらゆる願いを叶えます。
六道では“餓鬼道”、“千手観音”が当たります。

左の第二手を“蓮華手(れんげしゅ)”といいます。
手に持つ“蓮華”は、すべての非法を浄化するという意味があります。
六道では、人道、六観音では、“准胝観音”が当たります。

右の第三手を“念珠手(ねんじゅしゅ)”といいます。
念珠を持ち、畜生道に堕ちた者達の苦を救います。
六道では“畜生道”、“馬頭観音”が当たります。

左の第一手を“光明山手(こうみょうざんしゅ)”といいます。
膝で隠れて正面からは、見にくいですが、台座に手をついています。
心の動揺を鎮める意を持ちます。
六道では、“修羅道”、“十一面観音”が当たります。

右膝を立て、左右の足裏を合わせる座り方を“輪王座(りんのうざ)”といいます。
左が自己、右が仏を表し、仏の智慧で自己を抑えるという意味があります。


【参考文献】法輪堂
参考ってか引用しました。



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